環境はよくなるの?
2003年5月9日仕事で、各企業の環境事業のWEB上のデータを定期的にチェックしている。
ある程度大きな会社は、WEBページがあるのが当たり前の時代で、してまたどこでもある程度の「環境への取り組み」を公開するのが当たり前なのだそうだ。
そうやって出ているデータをチェックしていると、どこの企業もきちんと環境対策をしているそうだ。CO2の削減のために導入マシンを変更してみたり、製造過程での廃棄物削減のためにこれだけの努力をしていてこれだけの結果を出しています、と披露している。
でも何故だろう? 全体のニュースを見ていると、CO2排出量が格段に減りましたというのもきかないし、相変わらず産業廃棄物の不法投棄は増え続けているように見える。
努力が実を結ぶのには数年じゃ無理ってことだろうか。100年くらいは待てって?
それとも、やっぱり紙の上のことと、実際にはギャップがあるってことなんだろうか。
疑問に思うことは普段の「ゴミ」のことにもある。
お惣菜なんかを外で買うと、パックに「これは紙と同じように燃やせます」と書かれているものが増えた。そう書かれていると、紙に近い素材だから安心なのか、悪いガスがでないなら安心かと思う。
だけど、実は
「燃やせるけど、燃えるゴミに分類していいとは書いてない」
ということらしい。
こういうパックはやはり分類としてはプラスチックであって、ゴミの分別は各自治体の基準によるのだという。東京23区では「燃えないゴミ」扱い。
燃やせるけど燃えないゴミ。なんだろうこれって。
もう少しきちんと表示の問題を考えるべきなんじゃないだろうか。
これを作った企業がもし「これは燃やして安全なんです」と主張するなら、お役所はそれが本当か確認して積極的に認定してほしい。燃えないゴミってつまり埋め立てていくゴミだから、燃やしていいものならそうした方がいい。
もしお役所が、「いや、やはりこれはプラスチックです。微量でも燃やしてはいけません」というなら、表示に「燃やせます」と書くのを許すべきではない。
そもそも“各自治体の判断”なんていわれてる分別方法だけど、ようするにその自治体にどういう性能の焼却炉を所持しているかに左右されているだけで、自治体が考え、判断しているわけではない。
23区では強力な焼却炉を持たないため、燃え残りにダイオキシンが発生してしまうが、川崎市では超強力焼却炉があるので、殆どなんでも焼却できてしまう(分類する必要がないほど)のだ。
私は杉並区民なので、家のゴミの分別ひとつを考え考え行っている。その中でつまづく小石のような「これは紙と同じように燃やせます」のひとことだ。
こんな小さいつまづきをほおっておいて、本当に環境はよくなっていくのだろうか。
ある程度大きな会社は、WEBページがあるのが当たり前の時代で、してまたどこでもある程度の「環境への取り組み」を公開するのが当たり前なのだそうだ。
そうやって出ているデータをチェックしていると、どこの企業もきちんと環境対策をしているそうだ。CO2の削減のために導入マシンを変更してみたり、製造過程での廃棄物削減のためにこれだけの努力をしていてこれだけの結果を出しています、と披露している。
でも何故だろう? 全体のニュースを見ていると、CO2排出量が格段に減りましたというのもきかないし、相変わらず産業廃棄物の不法投棄は増え続けているように見える。
努力が実を結ぶのには数年じゃ無理ってことだろうか。100年くらいは待てって?
それとも、やっぱり紙の上のことと、実際にはギャップがあるってことなんだろうか。
疑問に思うことは普段の「ゴミ」のことにもある。
お惣菜なんかを外で買うと、パックに「これは紙と同じように燃やせます」と書かれているものが増えた。そう書かれていると、紙に近い素材だから安心なのか、悪いガスがでないなら安心かと思う。
だけど、実は
「燃やせるけど、燃えるゴミに分類していいとは書いてない」
ということらしい。
こういうパックはやはり分類としてはプラスチックであって、ゴミの分別は各自治体の基準によるのだという。東京23区では「燃えないゴミ」扱い。
燃やせるけど燃えないゴミ。なんだろうこれって。
もう少しきちんと表示の問題を考えるべきなんじゃないだろうか。
これを作った企業がもし「これは燃やして安全なんです」と主張するなら、お役所はそれが本当か確認して積極的に認定してほしい。燃えないゴミってつまり埋め立てていくゴミだから、燃やしていいものならそうした方がいい。
もしお役所が、「いや、やはりこれはプラスチックです。微量でも燃やしてはいけません」というなら、表示に「燃やせます」と書くのを許すべきではない。
そもそも“各自治体の判断”なんていわれてる分別方法だけど、ようするにその自治体にどういう性能の焼却炉を所持しているかに左右されているだけで、自治体が考え、判断しているわけではない。
23区では強力な焼却炉を持たないため、燃え残りにダイオキシンが発生してしまうが、川崎市では超強力焼却炉があるので、殆どなんでも焼却できてしまう(分類する必要がないほど)のだ。
私は杉並区民なので、家のゴミの分別ひとつを考え考え行っている。その中でつまづく小石のような「これは紙と同じように燃やせます」のひとことだ。
こんな小さいつまづきをほおっておいて、本当に環境はよくなっていくのだろうか。
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