着物と大家さんとバカ夫婦の関係
2003年5月26日昨日、大家さんから呼ばれた。
「ちょっと用事があるの。おふたりでいらしてね」
早速ふたりで大家さんちの縁側へと馳せ参じると、ニコニコ笑顔でお待ちかね。
大家さん「これ、シゲルさん(←夫くん)にあげようかと思って。主人に仕立てようと思ってた反物なんだけど。夏の着物にいいと思うのよ」
夫くん大はしゃぎ。
私が先日着物をいただいたので、羨ましがっていたところだ。
元々、近所で着流しのカッコイイおじさまとか見かけると、いいないいなああいうの、ひとつは欲しいよね、などと言ってたこともあって、まるで女学生のような喜びよう。
夫「すてきですねぇ。純麻だって。手ざわりがいいなー(うっとり)」
大家さん「結構モノはいいのよ。気にいっていただけたら嬉しいわぁ。私が男物持ってても仕方ないし、シゲルさんだったらきっと似合うわよ」
夫「こういうの前から欲しいなって思ってたんです〜。(猫亭の方を向き)仕立て代はいくらぐらいかな〜」
大家さん「お仕立て代は私が用立てるからいいのよ」
夫・猫亭「ぇええっ!」
これが驚かずにいらりょうか。てな。
大家さん「いいのよ、どうせしまいっぱなしだった反物だし、着てくれるならいいのよー」
猫亭「いや、それはあんまり申し訳ないですし」
大家さん「あなた(猫亭)の襦袢も頼んであるしね、いいのいいの、お家賃貰ってるんだもの、これくらい大丈夫なのよ」
……どこの世界に、お家賃もらってるからって着物仕立ててくれる大家さんがいるでしょか。お家賃はおうちを貸していただいてる代償なのに……。その他にもいろいろいろいろと気にかけてくださるのに、泣ける。
大家さん「そのかわりと言っちゃナンだけど、頼みたいことがあるのよ〜」
夫・猫亭「なんでもおっしゃって下さい!」
大家さん「頼もしいわぁ。これなんだけど」
と言って、携帯電話を持っていらした。
大家さん「メールアドレスっていうの? 入れ方がわからなくて、友達からアドレス教えて貰ったんだけどねぇ。それとね、パソコンもあとでわからないとこ教えてね? あと、テレビがねぇ…」
大家さん……そんな用事だったら着物なんか関係なく、いつでも大丈夫ですからっ。
それにしても、こんなによくして貰ってるほどのことを、私たちは大家さんにして差し上げられているのかと、心が痛む。いつも変わらずバカ夫婦なのに…。明日からもっといい子になる!
「ちょっと用事があるの。おふたりでいらしてね」
早速ふたりで大家さんちの縁側へと馳せ参じると、ニコニコ笑顔でお待ちかね。
大家さん「これ、シゲルさん(←夫くん)にあげようかと思って。主人に仕立てようと思ってた反物なんだけど。夏の着物にいいと思うのよ」
夫くん大はしゃぎ。
私が先日着物をいただいたので、羨ましがっていたところだ。
元々、近所で着流しのカッコイイおじさまとか見かけると、いいないいなああいうの、ひとつは欲しいよね、などと言ってたこともあって、まるで女学生のような喜びよう。
夫「すてきですねぇ。純麻だって。手ざわりがいいなー(うっとり)」
大家さん「結構モノはいいのよ。気にいっていただけたら嬉しいわぁ。私が男物持ってても仕方ないし、シゲルさんだったらきっと似合うわよ」
夫「こういうの前から欲しいなって思ってたんです〜。(猫亭の方を向き)仕立て代はいくらぐらいかな〜」
大家さん「お仕立て代は私が用立てるからいいのよ」
夫・猫亭「ぇええっ!」
これが驚かずにいらりょうか。てな。
大家さん「いいのよ、どうせしまいっぱなしだった反物だし、着てくれるならいいのよー」
猫亭「いや、それはあんまり申し訳ないですし」
大家さん「あなた(猫亭)の襦袢も頼んであるしね、いいのいいの、お家賃貰ってるんだもの、これくらい大丈夫なのよ」
……どこの世界に、お家賃もらってるからって着物仕立ててくれる大家さんがいるでしょか。お家賃はおうちを貸していただいてる代償なのに……。その他にもいろいろいろいろと気にかけてくださるのに、泣ける。
大家さん「そのかわりと言っちゃナンだけど、頼みたいことがあるのよ〜」
夫・猫亭「なんでもおっしゃって下さい!」
大家さん「頼もしいわぁ。これなんだけど」
と言って、携帯電話を持っていらした。
大家さん「メールアドレスっていうの? 入れ方がわからなくて、友達からアドレス教えて貰ったんだけどねぇ。それとね、パソコンもあとでわからないとこ教えてね? あと、テレビがねぇ…」
大家さん……そんな用事だったら着物なんか関係なく、いつでも大丈夫ですからっ。
それにしても、こんなによくして貰ってるほどのことを、私たちは大家さんにして差し上げられているのかと、心が痛む。いつも変わらずバカ夫婦なのに…。明日からもっといい子になる!
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